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- Amazon Japan Store: https://www.amazon.co.jp/dp/4065388821?tag=9natreejapan-22
- Amazon Worldwide Store: https://global.buys.trade/%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%A7%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%B8-%E6%A3%AE%E6%B0%B8-%E5%8D%93%E9%83%8E.html
- Apple Books: https://books.apple.com/us/audiobook/%E3%81%86%E3%81%A4%E3%81%A7%E3%82%82%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E3%81%A7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F/id1592087961?itsct=books_box_link&itscg=30200&ls=1&at=1001l3bAw&ct=9natree
- eBay: https://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=この国でそれでも生きていく人たちへ+森永+卓郎+&mkcid=1&mkrid=711-53200-19255-0&siteid=0&campid=5339060787&customid=9natree&toolid=10001&mkevt=1
- もっと読む: https://japan.9natree.com/read/4065388821/
#令和恐慌 #社会の分断 #投資アレルギー #金融リテラシー #自己責任論 #
『この国でそれでも生きていく人たちへ』は、経済アナリストの森永卓郎と、経済学者として発信を続ける息子の森永康平による共著で、講談社+α新書から刊行された社会経済論の対話的な一冊である。政府やエリート層への不信、格差の固定化、挑戦意欲を奪う空気といった現代日本の息苦しさを出発点に、景気後退や恐慌リスク、社会の分断、金融と投資の歪み、そして自己責任論の強さが人々の生活をどう追い詰めるかを論じる。章ごとに執筆者が入れ替わり、父は断定的な批判で問題の根をえぐり、子は現場感と実務感を重視して論点を整理し、解決の方向性を探る。悲観を煽るだけでなく、厳しい環境での身の処し方を考えることが本書の目的となっている。
本書は、現代日本の息苦しさを、景気後退リスク、分断、金融と投資の歪み、そして身分化と自己責任論の圧力として捉え直し、生活者がどう生き延びるかを考えるための材料を提示する。向く読者は、経済や政治に漠然と不安を抱きつつも、抽象的な評論や精神論ではなく、現実の構造を踏まえた見取り図を求める人である。特に、雇用や家計、防衛的な資産行動、言説環境の荒れに関心がある層にとって、論点の整理と危機時の判断軸が得られる。知的な利益は、マクロとミクロを切り分ける視点、売り手のインセンティブを疑う金融リテラシー、分断言説への距離の取り方といった、再利用可能な思考の道具にある。類書が単著の主張に寄りがちな中で、本書は親子共著の往復によって、同じ現実を異なる角度から照らし、読者が自分の立ち位置を相対化しやすい。悲観と希望のどちらかに寄せるのではなく、厳しい前提を置いたうえで、潰れないための選択を組み立てる。そこに、このジャンルにおける本書の独自性がある。