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- Amazon Japan Store: https://www.amazon.co.jp/dp/4794219075?tag=9natreejapan-22
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- eBay: https://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=文庫+野宿入門+かとう+ちあき+&mkcid=1&mkrid=711-53200-19255-0&siteid=0&campid=5339060787&customid=9natree&toolid=10001&mkevt=1
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#野宿 #消極的野宿と積極的野宿 #寝袋 #場所選び #ちょっと自由になる生き方 #
文庫 野宿入門は、旅コミ誌 野宿野郎 の編集長として知られるかとうちあきが、自身の経験をもとに野宿という行為の面白さと現実的な始め方を語る入門的エッセイである。テーマはアウトドアの技術論というより、宿に泊まらず外で一夜を過ごすことが、日常の見え方や気持ちの自由度をどう変えるかに置かれている。著者は野宿を、やむを得ず行う消極的野宿と、主体的に楽しむ積極的野宿に分け、心構え、場所選び、最低限の道具などを初心者向けにやさしく整理する。都会の道ばたや公園、無人駅など、特別な自然環境に行かなくても成立する点も特徴で、ちょっと自由になる生き方という副題どおり、生活の延長で試せる小さな冒険として野宿を提案する一冊だ。
文庫 野宿入門は、本格的なキャンプ技術や登山的な装備運用を深く学びたい人より、野宿という言葉に興味はあるが怖い、汚い、危ないという先入観で止まっている初心者に向く。特に、旅をしたいのに時間やお金の制約がある人、日常を少しだけ揺らしたい人にとって、まず一晩外で寝るだけという提案は実行可能性が高い。得られる実利は、寝袋を中心にした最小限の準備や、場所選びの考え方など、入り口としての具体策である。一方で本書のより大きな価値は、野宿を通じて世界の見え方を変え、自由を自分の手元に取り戻す感覚を言語化している点にある。類書の多くがアウトドアの快適性や効率を追うのに対し、本書は都市を含む身近な場所で成立する野宿を扱い、生活と地続きの冒険として描く。そのため、実践書というより気持ちが軽くなる読み物としても成立し、読後に公園や駅の風景が少し違って見えるタイプの入門書である。