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#制御性T細胞(Treg) #免疫自己寛容 #末梢性免疫寛容 #Foxp3 #がん免疫療法 #T
『免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか』は、免疫が異物を攻撃する力だけでなく、攻撃を適切に止める力によって成り立つことを解説する科学読み物である。中心に置かれるのは、過剰な免疫反応を抑え、自己への攻撃を防ぐ制御性T細胞(Treg)だ。著者はこの細胞の発見と研究に深く関わってきた免疫学者であり、本書は免疫自己寛容という基礎概念から、制御性T細胞を見いだすまでの研究史、分子レベルでの理解、医療応用の展望へと論点を広げる。自己免疫疾患、アレルギー、臓器移植、がん免疫療法といった話題を、一つの細胞群が担う「免疫の調整」という視点で結び直す点が特徴である。単なる健康法として免疫を語るのではなく、免疫を強めることと抑えることの両方が必要になる理由を理解させる一冊である。