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#国家の誇りと正統性 #慰安婦問題と挙証責任 #天皇制と近代国家 #GHQ占領政策 #東京裁判と歴史教育 #
『日本国民に告ぐ 誇りなき国家は滅亡する』は、社会学者・小室直樹が、戦後日本の歴史認識、教育、国家観を論じた政治・社会評論である。中心に置かれるのは、共同体が自らの歴史と制度をどのように理解し、どのような規範を次世代へ伝えるかという問いだ。著者は、占領期以後の言説や教育が日本人の国家への帰属意識を弱め、外交や歴史問題への対応にも影響したと強く批判する。慰安婦問題、教科書問題、東京裁判、天皇制、明治国家の成立などを、法・社会学・比較史の観点から結び付けようとする点に本書の特徴がある。ただし、個別の歴史評価には論争的な主張や異論の大きい解釈が含まれる。したがって本書は、特定の結論をそのまま受け入れるためというより、戦後史をめぐる保守的批判の論理、前提、論点を検討するための論争的なテキストとして読むのが適切である。