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#ステーブルコイン #ビットコイン #Web3 #金融とメディア融合 #デジタルスペース生態系 #IT
金融とメディア、ITが融合する日 は、SBIホールディングス会長兼社長の北尾吉孝が、金融の現在地と今後の構造変化をテクノロジーの観点から整理し、未来像を提示するビジネス書である。ブロックチェーン、暗号資産、Web3といった潮流を軸に、金融が単独で進化するのではなく、ITやメディア、さらには不動産や教育など周辺産業と結びつきながら新しいデジタル空間の経済圏を形作るという問題意識が中心に据えられる。キャッシュレス化は入口に過ぎず、決済、資産保有、情報流通の基盤が再設計される局面に入っているという見立てだ。著者は金融を社会の血液になぞらえ、資金と情報の偏在を是正し循環させる仕組みとして、金融起点の融合が何をもたらすかを論じる。
本書は、金融の未来を暗号資産やWeb3といった流行語の解説にとどめず、金融が他産業と融合することで市場構造そのものが変わるという大局観でまとめた点に強みがある。金融業界の実務者や経営者、投資家にとっては、決済や資産運用の個別テーマを超えて、どの領域で競争が起き、どの機能がコモディティ化し、どこで差別化が生まれるかを考える足場になる。テクノロジーに関心のある読者にとっても、技術の可能性だけでなく、信頼、制度、ユーザー体験という現実の制約の中で融合が進むという視点が得られるだろう。類書と比べて際立つのは、金融とメディアとITを別々に論じるのでなく、生活者の接点を起点に一体の設計問題として捉えている点、そして金融を社会インフラとして捉える比喩により目的を明確化している点である。将来像には抽象度の高い部分も残るが、変化の方向をつかみ、自分の業務や投資判断に引き寄せて問いを立てるための一冊として有用である。