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#二足歩行 #協力的子育て #祖母仮説 #ネアンデルタール人との交雑 #人類の絶滅史 #
『絶滅の人類史―なぜ「私たち」が生き延びたのか』は、分子古生物学者である更科功が、人類進化を「ホモ・サピエンスの成功史」ではなく、数多くの人類が消えていった絶滅の歴史として捉え直す一般向け科学書である。扱う時間軸は、初期人類に見られる二足歩行から、複数のヒト属の共存、ネアンデルタール人などとの関係、そして現生人類の拡大まで広い。本書の中心的な問いは、私たちが身体能力や脳の大きさで常に最も優れていたから生き残ったのか、という通念への疑問である。著者は化石、生物学、進化論的な考え方をつなぎ、環境への適応、協力、繁殖、他集団との交雑といった複数の要因からこの問いを検討する。人類史を勝者の必然的な進歩としてではなく、偶然性と相互作用を含む過程として理解することが本書の目的である。