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#相互依存性のタペストリー #ネットワーク・プロセス #バルネラビリティ #もうひとつの情報社会 #企業の社会貢献 #
『ボランティア―もうひとつの情報社会』は、ネットワーク論・情報論を専門とする金子郁容が、ボランティアを手がかりに情報社会の人間関係を考察した岩波新書である。1992年刊行で、インターネットが日常的な基盤となる以前に書かれたが、中心にあるのは技術予測ではない。情報が大量に流通する社会で、人はいかに他者や社会問題と関係を結び、無力感を越えて行動できるのか、という問いである。著者はボランティアを、無償の善行や一方向的な援助に限定しない。困難を抱える人や状況を「自分とは無関係な他人事」とせず、相互依存的なつながりを見いだして関わる実践として捉える。本書は事例の紹介を交えつつ、分断と巨大システムの時代に必要なネットワークの条件、関係を豊かにする脆弱性、企業の社会貢献の意味を論じる社会・情報論である。