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- Amazon Japan Store: https://www.amazon.co.jp/dp/4794218338?tag=9natreejapan-22
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- Apple Books: https://books.apple.com/us/audiobook/%E5%84%AA%E3%81%97%E3%81%84%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E6%AE%8B%E9%85%B7%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%9C%AC%E9%9F%B3-%E7%A7%BB%E6%B0%91-%E9%9B%A3%E6%B0%91%E3%81%A7%E8%8B%A6%E3%81%97%E3%82%80%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E3%81%8B%E3%82%89-%E5%AE%87%E9%9C%B2%E6%88%A6%E4%BA%89-%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%82%B9%E5%A5%87%E8%A5%B2%E3%81%BE%E3%81%A7/id1752714044?itsct=books_box_link&itscg=30200&ls=1&at=1001l3bAw&ct=9natree
- eBay: https://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=文庫+ぼくの日本自動車史+徳大寺有恒+&mkcid=1&mkrid=711-53200-19255-0&siteid=0&campid=5339060787&customid=9natree&toolid=10001&mkevt=1
- もっと読む: https://japan.9natree.com/read/4794218338/
#戦後日本の国産車 #トヨタクラウン #軽自動車 #メーカー競争 #スポーツカー文化 #
文庫 ぼくの日本自動車史は、自動車評論家で元レーシングドライバーでもある徳大寺有恒が、自身の体験を軸に戦後日本の国産車の歩みを描いた回想的な自動車史である。1955年に初代トヨタ クラウンが登場した年に運転免許を取得したという個人史の起点から、当時の社会の空気とともに、次々に現れた国産車の魅力と課題が語られる。年表的な通史というより、著者が実際に触れ乗ったクルマの感触を手がかりに、日本の自動車産業がどのように方向性を定め、競争し、成熟していったかを立体的にたどる構成が特徴だ。軽自動車、消えていった車種、スポーツカー、そして後年の評論活動までを射程に入れ、クルマが国民性や時代精神を映すという視点で読み物としても成立している。
文庫 ぼくの日本自動車史は、教科書的な通史を求める読者よりも、クルマを文化として味わいたい読者に向く一冊である。1950年代以降の国産車に親しんできた中高年のクルマ好きには、とりわけ固有名詞の記憶や当時の空気と結びつきやすく、懐かしさと再発見の両方を与えるだろう。一方で若い読者や、運転経験が少ない読者でも、体験に根差したオーラルヒストリーとして読めば、産業の成長が生活と価値観をどう変えたかを立体的に理解できる。実用的な運転教本ではないが、現代が大きな変革期にあるからこそ、過去の選択と競争の積み重ねを振り返る知的利益がある。本書が同種の自動車史と異なるのは、著者の人生と自動車史が並走し、成功と淘汰、情熱と批評が一体として語られる点だ。スペックの羅列に偏りがちなジャンルの中で、時代の手触りを残す読み物として際立っている。