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#スキーマ理論 #記号接地 #ブートストラッピング #たつじんテスト #プレイフル・ラーニング #
『学力喪失──認知科学による回復への道筋』は、認知科学・言語心理学・発達心理学を専門とする今井むつみによる教育論である。岩波新書として2024年に刊行され、ISBNは978-4-00-432034-0。本書でいう「学力喪失」は、子どもたちの成績が過去より一律に低下したという意味ではない。乳幼児が言語という複雑な体系を自力で身につける際に示す本来的な「学ぶ力」が、学校教育の過程で十分に働かなくなり、意欲まで失われる現象を指す。著者は、算数文章題、分数、読解、語彙、推論などの具体的なつまずきを手がかりに、暗記量や正答数だけでは捉えられない理解の問題を検討する。そのうえで、スキーマ、記号接地、ブートストラッピングという認知科学の概念を用い、子ども自身が経験を通じて知識を「生きたもの」に変える学びをどう支えるかを論じる。