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#日米関係史 #太平洋覇権 #米西戦争とフィリピン領有 #日露戦争とポーツマス講和 #米英一次史料 #18581908
文庫 日米衝突の根源 1858-1908は、渡辺惣樹による日米関係史の研究書である。対象期間は、開国期の条約締結以後から、セオドア ルーズベルトが日露戦争の講和を仲介する頃までの約半世紀。日本側の出来事を中心に語られがちな明治期を、米英の史料を手がかりにアメリカ側の事情と意思決定から組み直し、のちの日米対立がどのように形成されたのかを探ることを目的とする。著者は、日米開戦が突発的に生じたのではなく、早い段階から対立の構図が準備されていったという問題意識を提示する。国内政治、経済、領土拡張、人種問題など、対外政策を動かす複数の要因を絡めて読み解く点が特徴である。
本書は、太平洋戦争へ直結する1930年代からの経緯だけでは捉えきれない日米対立の前史を、1858年から1908年に焦点を絞って検討する一冊である。明治日本の外交と軍事だけでなく、アメリカ国内の政治経済、太平洋への拡張、領土と秩序の維持、人種をめぐる社会問題といった要素が、どのように対日認識と政策上の計算へ入り込んだのかを考えさせる。日米関係史、近代外交史、国際関係の形成過程に関心のある読者、あるいは日本側の叙述だけで明治史を学んできた学生や歴史愛好家に向く。一方で、史料に基づく細部の積み上げを重視する性格上、通史を軽く概観したい読者には密度が高く感じられる可能性もある。類書と比べて際立つのは、日本の出来事をアメリカ史の側から再構成し、衝突を偶発ではなく構造として捉えようとする点だ。現代の日米関係を理解する際にも、国家の対外行動が国内事情と戦略環境の結び目で決まるという視座を与えてくれる。